AYA tokyo japan 「drivesta」~ レビュー


DSC00962

Axe-Fxを導入したときに手持ちのコンパクトエフェクターはほとんど売ってしまったのですが,今でも手元に残っているのが3つあります。Axe-Fxを持っていけない環境だったり,セッションのときなどは,やっぱり身軽にいきたいですからね。

で,そのうちの1コがコレ。AYA tokyo japanのdrivesta。名前の通り,歪系のエフェクターです。一応,公式サイトからの紹介文を引用しておきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3EQ+3モードスイッチ+バッファースイッチによる多彩な音作りが可能!フェアチャイルド,AVX,アルファ,スプラグ,スイッチクラフトなどの高品質なパーツから構成された回路からクリアでヌケの良いサウンドが出力されます。コントロールをパネル右側に配置したため,踏み込んだ時セッティングを変えてしまう事故を最小限に留められます。

仕様
トゥルーバイパス,高輝度LED,オリジナルアルミ削りだしノブ,コントロール(ゲイン,マスターヴォリューム,トレブル,ミドル,ベース)
DCインプット,3モードスイッチ,バッファースイッチ,モノラルイン-アウト

★3モードスイッチ
OD1=drivestaの基本的な歪み
OD2=クリッピングダイオードを使用しないモード。最も音量が大きく歪み量は少なめ
DIST= 歪み量は最大(音量は最も小さくなります)
★バッファースイッチ
歪み回路の前段に位置している独立した回路。小音量では分かりにくいかもしれませんが(極端に音質を変化させるものではありません)歪み回路に入る信号のレンジを変化させるスイッチです。さまざまなセッッティングの組み合わせにおいて効果を発揮します。尚,全体をオフにした場合は無効になります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

購入時はkeeleyのOD-1 MODやLandgraffのDynamic Over Driveなどと弾き比べた覚えがあります。もう随分前なので,それぞれのインプレッションはちゃんと覚えていないです,すみません。

drivestaの一番の特徴は,このサイズで3バンドのEQがあること。ほぼほぼどんなアンプでも音を作り込んでいけます。いじる所が多い分,音作りは少しばかり難しいかもしれません。
個人的に好きな使い方の1つとして,Fenderアンプのクリーンに繋ぎ,OD2でセッティング。ギターのヴォリュームを絞ればクリーンに,ボリュームを上げてLarry CarltonやRobben Fordのようなドライブサウンドにすること。この場合,OD2はあまり歪まないので,ゲインは上げ目でOK。

あとは普通にがっつりロックをするときはOD1かDISTにして,やっぱりゲインは上げ目で。OD1とDISTは気分で使い分ける感じですかね。OD1の方がややスムースで,DISTの方がやや粗めの歪み系かな。一応マーシャルサウンドを狙っているらしいです。使うギターやアンプ次第かもしれませんが,現代的な低音出まくりディスト―ションは難しいかも。80年代のHR/HMの音のイメージかな。

紹介文にもある通り,かなりクリアな歪みで,ここは好みが分かれるポイントかもしれません。コードを弾いても,ぐしゃっと潰れず弦と弦の分離がしっかりしています。家で使うような音量だと,そのクリアさのせいかかなりトレブリーに聴こえますが,スタジオである程度の音量で出せば,抜けの良いバランスのとれたサウンドが出るのでご安心を。JCでもしっかり良い歪みを出せますよ。ちなみに,バッファースイッチは違いがよくわかりませんでした(汗)

ちなみに,ノブがプラスチックだったり,LEDがピンク(赤?)のバージョンがあります。

欠点は,電池が少なくなるとノイズがひどくなって変な音になること(他のエフェクターでもそうかもしれませんが)。その状態でもLEDはしっかりついているので,最初は故障かと思って修理に出したんですよ。そしたらただの電池切れだったという(笑)じゃあLEDが点かなくなればいいのに!と思いましたとさ。変な音になったら電池交換!

発売からそこそこ時間が経っているので,新製品がどんどん出てくるこの市場では現在あんまり注目されなくなっているかもしれませんが,自分にとっては音も使い勝手も良し,デザインもかわいくって良しと,とにかくお気に入りのエフェクターです。

Twitterはこちら

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください