Atomic AMPLIFIRE ~ レビュー


さて、あっという間に2016年も終わろうとしていますね…ということで皆さん、お久しぶりです(笑)

無事に仕事も納め、あとはゆっくり年末年始を過ごすのみとなりました(あぁ、大掃除しなきゃ…)演奏動画を撮る予定だったのですが、あいにく指の皮膚の状態がよくなくて痛みもあるので、年内のアップはできそうにありません。ごめんなさい。もう音も採ってあるし、練習も済んでいるんですけどね…1月には上げられるようにしたいと思っていますので、もう少々お待ちを!

ということで、今回は夏ごろに導入したAtomic AMPLIFIREのレビューを。

ちょうどいい?タイミングで新製品のATOMIC AMPLIFIRE 12も出たことですしね。ATOMIC AMPLIFIRE 12の方は、フットスイッチの数がその名の通り12に増えているのと、エクスプレッションペダルの端子が2つになり、エフェクトループと兼用だったものが解消されたことのことで、基本的なサウンドは変わりないようですので、そちらを導入する方にも参考になるかも。

まず、ワタシがAxe-Fxを持っているにもかかわらずAtomic AMPLIFIREを導入したのは、単純に外での演奏を楽にしたかったから、という一言に尽きます。今まではAxe-Fxを外に持ち出し、MIDIスイッチャーも持ち、ギターを担いで(場合によっては2本)、そりゃあもう、なかなか大変だったわけです。スタジオとかライブハウス着いたらもう疲れてる!みたいな。演奏終わって「うぇーい」とお店で飲むときも邪魔ですし…

ということで!多少の音質を犠牲にしても(多少といっても少しだけね!)、とにかく楽をしたい!という不純かつ、まっとうな動機で導入を決めたわけです。AX8やHelixの導入も検討したのですが、どちらもなかなかにデカい&重い。とくにHelixはデカ過ぎ。今回の目的から外れるので、どちらもパスすることにしました(AX8は購入直前までいきましたが)

で、このAtomic AMPLIFIRE、結果から申し上げると満足度は80点くらいでしょうか。

プリセット数:128
エフェクト数:14(AMP/BOOST/CAB/COMP/ECHO/TREMOLO,CHORUS,FLANGER,PHASER/GRAPHIC EQ/PARAMETRIC EQ/PRE FILTER/REVERB/VOLUME/WAH WAH)
入力端子:INPUT, MIDI IN(5pin), Fx Return L/R (Aux IN) 出力端子OUTPUT L/R, HEADPHONE OUT, AUX OUT L/R (XLR), MIDI OUT(5pin), Fx Send
消費電流:700mA
寸法、重量:215 x 164 x 65(mm) 、1055g

音質ですが、クリーンも歪みもなかなか良いです。モデリングですが、私はあんまり「そのアンプに似ている・似ていない」は気にしていません。出音が良ければどうでもよいと思っているので。基本的なアンプサウンドは、そこそこ満足しています。

そしてなにより、このサイズと軽さですよ!やや外装がペラく安っぽい感じはしますが、コンパクトエフェクター3個分でギグバックのポケットに入るそのお手軽さ。う~ん、ナイスです。フットスイッチは3つですが、それぞれがA/Bになっているので、このコンパクトさで計6つの音色をアサインできます。

また、最近ファームウェアがアップデートされ、エフェクターにクリーンブースターが追加されたり、エディターが改善されました。まだまだ使いやすいとは言えませんが、今後もエフェクターやアンプの追加や使い勝手などが改善されていくことを期待!

サードパーティーのIRをインストールできることもメリットでしょう。自分はRedwirezやOwn Hammerを入れて遊んでいます。

不満足なところとして、空間系エフェクトが微妙です。特にリバーブは何とかしてほしい…リバーブのコンパクト買ってエフェクトループにかまそうかと真剣に悩んでいます。せめてPLATEとかHALLタイプが欲しい。ディレイは設定がやりにくいし。これはファームウェアアップデートでいつか追加があると信じています…

エフェクターにハーモナイザーも欲しかったな。

あと、PCなしで本体のみでの音作りはかなり辛いものがあります。深い階層に入っていけないし(私が使い方をよく分かっていないだけ?)、ディスプレイも小さいので、スタジオやライブでエフェクトのパラメーターはいじれないと思っていたほうが良いかと思います。いじれるのは、ノブが付いているEQくらい。外で使いたいのに、外では音作りが難しい。ここはジレンマ。

地味な所では電源スイッチがないところ。電源コードを挿すと自動でON、抜くとOFF。なんだかなー、と思うのは私だけだろうか。

ルーティングはAxeよりも自由度が低いことを認識していたのでいいのですが、気になる人はいるかもしれません。

ということで、総合的には当初の「楽をしたい」という目的は達成できたかな。ちなみに、私は新品を税込9万+ポイント1万の実質8万で購入できたので、ラッキーでした。

…AX8とかHelixが、もう少し手軽なサイズで欲しいというのが本音ですがね!

Atomic AMPLIFIREを使った演奏動画はコチラ⇒http://musiclife.xxxx.jp/?p=1318

外でのセッションやLIVE用に、Atomic AMPLIFIREを核としたボードを組みました。詳細はコチラ⇒http://musiclife.xxxx.jp/?p=1362

最後に、公式デモ動画を紹介しておきます。ちょっと注意なのは、プレイヤーが上手なので、かなりよく聴こえるということですかね(笑)

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“Atomic AMPLIFIRE ~ レビュー” への2件の返信

  1. はじめまして。
    Atomicを使っている方を探していてこの記事にたどり着きました!
    キャビネットのIRなんですが、WAVファイルを読み込まなくて、どのようにインポートされているかもしよければ教えていただけませんか??

    1. けーすけさん
      コメントありがとうございます。
      AtomicとPCをUSBケーブルでつなぐ→AmplifireEditorを開いてCABINETSタブを選択→LOADの下にあるUSER1~32のいずれかをクリック→IR(WAV)を読み込ませるでできました。
      Red Wireだったら、BIGBox→「441.1KHz-16bit」「44.1KHz-24bit」など複数のフォルダからいずれかを選択→キャビを選択→マイクを選択→マイク位置が異なるWAVファイルからいずれかを選択。
      うまくいかなかったら、AmplifireEditorをアップデートするなり、他のIRデータを試してみるといいかもしれません。OwnHammerは、AMPLIFIRE用のIRデータが用意されていますよ。うまくいくといいですね。

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