エフェクトボード完成


皆さん、お久しぶりです。すでに放置しすぎて、もはや読んでいる人いないんじゃないかというこのブログ。仕事でもコンテンツ書いてウェブにアップしているので、プライベートでブログの更新ってなかなかしんどくて…仕事の延長みたいで笑

と、言い訳はここまでにして、本題です。

以前、外での演奏を楽にするためにAtomic AMPLIFIREを導入したと書きました。で、それを中心にしたエフェクトボードを作成したワケです。実際、今年はセッションに4回ほど参加しており、その過程で自分なりのセッティングや使いこなし方も固まってきました。音作りには、友人のエンジニアにも手伝ってもらったこともありましたね。

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さて、使用機材は次の通りです。
・A.Y.A 「R-COMP」(コンプレッサー)
・Atomic 「AMPLIFIRE」(アンプシミュレーター、マルチエフェクター)
・BOSS 「RV-6」(リバーヴ)
・Ex-pro 「PS-1」(パワーサプライ)
(右上のスペースには、LINE6 G30(ワイヤレス)を入れることもあり)

アンプシミュレーターの前にコンプレッサーを置くのは、今剛さんの真似です(今剛さんはベルベットコンプにAxe-Fx2)。これはなかなか理に適っていると思います。デジタル機器には、ある一定以上のinputがないとSNを確保しにくいので(当然、過大入力はNG)、コンプでほんの少ーし音量を揃えた上で、音が割れない程度にブースター的に使うのです。…と、合ってるかどうか分からない能書き以前に、コンプを通した音が好きだから、という単純な個人的理由の方が大きいかも。

さて、この用途でコンプを使う場合、次の2点に気を付ければOKです。Dynacompのようなタイプは避けましょう(Dynacomp をディスっているわけではないですよ。あくまで用途の違いです)。
・原音を生かしたナチュラルなタイプ
・ノイズが少ない

以前にも書いた通り、A.Y.A 「R-COMP」は、通すとやや温かみが感じられる音にシフトします。コンプコンプした音にもなりませんし、SNも優秀。この用途には向いている機種の1つだと思います(Attackは調節できないけど、良い感じの音に仕上がります)。画像でもわかるかもしれませんが、SUSTAINを低めにして、ブースター的にLEVELを上げ気味にしています。LEVELをMAXにしないのは、そこまで上げると流石にノイズが乗ってくるためです。

コンプを使うと「ピッキングニュアンスがー」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなのは設定次第でどうにでもなります。実際、今剛さんの演奏はあれだけピッキングニュアンスが生きていますしね。

そしてAtomicのセンドリターンに繋いでいるのはBOSSの「RV-6」。BOSSは昔から歪み系と空間系は素晴らしい物が多いですよね。Atomicには長めのリバーヴがないので、仕方なく導入しました。バッキングなど、短いリバーヴはAtomic内蔵のものを、リードで長いリバーヴが必要なときはRV-6を通すようにしています。リバーヴもいろいろ機種が多くて悩んだんですけど、小さくて音質も良くて価格も良心的、ということで結局コレに落ち着きました。あと、当初Atomicのセンドリターンはパラレルでいけると思っていたので、kill dryできるかどうかもポイントでしたが、Atomicのセンドリターンはシリーズでした…ここはちょっとした誤算でしたが、まぁそこそこキレイにリバーヴが掛かったから良しとします。

そしてこのシステムの要になっているのが、実はEx-proのパワーサプライ、「PS-1」です。パワーサプライを選ぶとき気を付けるのは、(1)総電流容量、(2)一口当たりの出力制限、(3)デジタル機器とアナログ機器を同時に使用してもノイズが発生しない(アイソレート型)―この3点に注意が必要です。特に、(2)は盲点になりがちなので、電力を食うエフェクターをお持ちの方は必ず確認をしておきましょう。使用エフェクターによっては(3)は無視できます。

まず、Atomicだけで1,000mA食うので、総電流容量2,000mAはほしい。そのような機種は幾つもあるのですが、引っ掛かるのが一口当たりの制限です。ほとんどのパワーサプライで、一口当たり500mAまで、などと制限がついているため、このシステムで電源を1つにまとめるのは半ば諦めていました。

しかし、このPS-1があった!一口当たりの出力制限はなく、全体で2,000mAまでを守ればOKというスグレモノ!しかも、本器はどうやらアイソレート型ではない?ようなのですが、少なくとも私の環境ではデジタル·アナログ混合によるノイズは発生していません(少しは出ているのかもしれませんが、実用上気にならないレベル)。

さて、ここで1つちょっとした問題が。多くのエフェクターの電源は、センターマイナスです。しかし、Atomicはセンタープラス。ぐぬぬ…と思いましたが、センターマイナスからセンタープラスに変換する極性反転ケーブルが数百円で売っていることが判明。相性で上手く作動しないこともあるようですが、私の環境ではバッチリでした(やや配線が美しくないですが…)!

正直、R-COMPやRV-6を組み込んでもAtomic単体とどれだけ差があるのかと言われると、まぁぶっちゃけそこまで大きな違いはないかもしれません。ちょっとこだわりたかっただけです。

ということで完成したエフェクトボード。MUSIC WORKSのケース(M)に収まる形で、機動力がアップしました。10月にもセッションを2つ控えていますし、当分はこのシステムで頑張っていきます。ちなみに、今後動画撮るときは、Atomic単体でやっていきます!

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