AYA tokyo japan 「R-COMP」~ レビュー


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前回に引き続き,売らずに残っているエフェクター。AYA tokyo japanのR-compです。ここのメーカーの商品ラインナップ中,最も人気で有名な機種でしょう。私も例に漏れずお気に入りなんです。

一応,公式サイトからの紹介文を引用しておきます。
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AYA tokyo japan/R-compはROSSのコンプサウンドを参考にし,よりふくよかで温かみのある音,ローノイズである事,コンパクトである事,そしてもちろんトゥルーバイパスである事を基本に製作しました。

まとまりのあるサウンドでオケの中でしっかりと定位するヌケの良い音に変化します。

昨今の電子パーツのROHS化(環境基準)により,数々のパーツが絶版となり極めて入手困難になってまいりました。そこで,主要なカップリングコンデンサー(ERO/Roederstein1826,等)やオペアンプ CA3080などAYA R-COMPに必要不可欠なパーツはそのままに電源部のフィルター回路用電解コンデンサーなどを現行パーツに変更いたしました。
しかし,電源フィルターのパーツとはいえ音質は確実に変化してしまいます。
そこでもう一度,抵抗やダイオードなどのパーツも壱から見直し,新たな組み合わせでR-comp本来のサウンドをキープする事に成功いたしました。
カーボン,金属皮膜の2種類の抵抗を使用し,ERO/Roedersteinなどのコンデンサー,KESTER製ハンダ(特注品,ビンテージ,ノーマルの3種類)ベルデンケーブル,GE製ケーブルなどを使用して組み上げております。
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公式コメントでもある通り,巷に数多く存在するROSSクローンです。何のことはない,R-COMPのRはROSSのRのことなんですな。

実はProvidenceのVELVET COMPも過去所有していました(もう売って手元にはありませんが)。そちらも良かったんですけどね。私の好みではR-COMPでした。理由としては,R-COMPを通したときのクリーンサウンドが好きだったから。VELVET COMPは,あんまり元の音色に変化はなく,コンプが自然にかかる感じ。一方,R-COMPはほんの少ーし音が太くなるというか,温かみがでるというか,そんな感じで音が変化した上でコンプがかかる印象。

あと前回でも紹介したdrivestaもそうでしたが,デザインがかわいくてステキ。くじらさんにカニさん♪ここは好みが分かれる所でしょうけどね。

コントロールはsustainとlevelの2つだけ。コンプは使い方が難しく,ノブが4つとかあると自分にはもう手に負えないので,これはありがたいポイント。しっかり2つのノブで良い音が出るようにチューニングされており,どのようなセッティングでも「使える」音になっていると思います。まぁ,シビアに設定を追い込むタイプの方は,ノブが多い機種の方が良いでしょう。

よく言われることですが,コンプは「(下手な)ピッキングの粗を隠すために使う」みたいな風潮があります。それに対し,これまたよく言われることですがサウンドメイクの一環としてコンプを積極的に使っていくべき,という意見もあります。どちらも一理あって,私はR-COMPの音が好きだから使っています。ピッキングの粗も隠せて一石二鳥じゃないですか(笑)

ドライブペダルほどではありませんがコンプも市場には多くの製品が溢れています。高ければ良い,というものでもありません。実際,もっと高いものを試したことはありますが,私はR-COMPが好き(こいつもいい値段しますが)。結局,最後は自分の好みですね。私のこのブログを含め,多くのレビューを簡単に見ることができますが,それらを鵜呑みにせず自分でしっかり試して決めることが大切だと思います。まぁ,近くに楽器屋がないとか,仕方ないケースはあると思いますが。

個人的にR-COMPに不満な所はないです。Axe-Fxを使えないシチュエーションでは,これからも積極的に使っていこうと思います。
そういえば今やっているバンドはクリーントーンのみなのに,コレ使ってなかったなぁ(笑)次回から使っていこう。

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