Demon Driver / Yngwie Malmsteen ~ TAB付き解説
今回は、Yngwie Malmsteenの「Demon Driver」from「Eclipse」(1990)の演奏をお届けします。
Demon Driverについて
この曲が収録されているアルバム「Eclipse」については、昨年の投稿「Motherless Child」に書いております。(詳細はコチラ⇒http://musiclife.xxxx.jp/?p=1157)
このアルバムは高校生の頃に聞いて、衝撃を受けたんですよね~。で、この曲のギターソロ前後に出てくるクラシカルパートの部分で、「スウィープ」を初めて練習した思い出の曲です。ちなみに…Yngwieのアップテンポ曲をコピーしたい!と思っている方は、個人的にこの曲から練習を始めることがおススメ!難易度は彼の曲の中ではそれほど高くありません。多分!
そうそう、近年、Yngwieご本人のLIVEでは、この曲を超高速でやっていてなかなか笑えますよ。
Demon Driver – Playing analysis and tab
まずはイントロからのメインリフ。クリアに弾くには意外と?難しかったりします。あと、走りやすいので気を付けましょう!実は原曲でもドラムが入るまではYngwieもちょっと走っていますし、とあるご本人のDVDの演奏でも、相当に走っているんですよね(笑)(TAB譜1、なお、TAB譜は100%正確とは限りません)。
TAB譜1(tuning:half step down) TAB譜をclick!
練習段階では5弦開放はしっかりミュートして(このリフの場合はルーズ?なミュートもかっこいい)、3~4弦の和音をしっかり浮き立たせるような感じで。3~4弦の和音部分がダウンだったりアップだったりですが、惑わされずにオルタネイトピッキングで弾きます。まぁ、まずはゆっくり弾くことから始めましょう。「Motherless Child」のメインリフよりは難易度は低いです。
さて、次はお待ちかね、ギターソロ前後のスウィープ!と、その前に、まずは基本形を練習しましょう(Basic Pattern)。今回は特に解説しないですが、それぞれコードトーンはどうなっているかも確認しておきましょう。このフレーズで、3本弦の3和音について、ディミニッシュとオーギュメント(これ系のジャンルではあんま出てこないけど)を除き把握できたことになります。
Basic Pattern
さて、この曲のこの部分、巷には本やらネットの動画やらでも沢山見つけることができますが、みんなこのBasic Patternなんですよね。実は、アルバム収録のオリジナルバージョンは、このBasic Patternに下記のような装飾音が入っています(TAB譜2)。当然難易度はグッとUP!テンポが上がってくると厳しくなってくるので、オリジナル版以降、Yngwieご本人も装飾音なしのパターンで弾くこともあるようです。結構まちまちみたいですが(笑)この曲のスウィープ部分、装飾音入りで解説しているものは、私が探した限りウェブ上でも探すことができなかったので、このページを見てくれた人だけの秘密にしておきましょう(笑)
ひょっとしたらコードチェンジごとに毎回装飾音を入れてはいないかもしれませんが、今回私はできるだけ毎回入れるよう頑張ってみました…原曲を良~く聴いてみると、スピードを落とさなくても装飾音を聴きとれるはずですよ。まずはBasic Patternでしっかり弾けるようになったら、TAB譜2に挑戦してみてください。こだわらない人は、Basic Patternで弾ききっても良いと思います。
最後に、ソロ締めの1弦駆け上がり(TAB譜3)も紹介しておきましょう。
Yngwie奏法(というか、コレ系の速弾き)でキモになる、横ポジション移動です。下に私の指使いを入れています。自分なりに変えて問題ないですが、赤丸で囲んだ部分、同じ指で移動させます。ただし!スライドではないので、そこんとこ注意。最初はゆっくりのテンポでスライド音が入っていないことを確認しつつ取り組んでみてください。動き自体は超大切、かつ基本形ですが、16分と3連がやや曲者か。あ、もちろんピッキングはオルタネイトです。
使用機材とサウンドメイク
今回使用したギターはこの動画を撮る1週間前に購入したばかりのストラトです。(詳細はコチラ⇒http://musiclife.xxxx.jp/?p=1285)。半音下げにセットアップしているのでこのギターをチョイス。Fenderのストラトでこのようなスタイルのギターを弾くのはほぼ初めてで、なかなか苦労しました。ブリッジミュートの感覚とか。アンプはいつものAxe-Fx ULTRAで、これまたいつものPlexiを基にしたサウンドです。
今回も私のギターの音量を大きくして、ライン音だけではなく生音も入れておきました。音量がでかい分、ミスや荒々しさが目立ちますがいかがだったでしょうか。
では今回はこの辺で!
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