HUNDREDS OF THOUSANDS / TONY MACALPINE ~ TAB付き解説


本日はTONY MACALPINEの「HUNDREDS OF THOUSANDS」from「maximum security」(1987)の演奏を。

先日CDレビューした「maximum security」から,人気のアップテンポ曲です。
(アルバムレビューはこちら→http://musiclife.xxxx.jp/?p=524
個人的にはこのアルバム中にはもっと好きな曲があるのですが,3年ほど前にLIVEでやっているので音採り済みで,動画撮るのに比較的楽かなぁ~と思いまして(弾くのは大変ですが)。
こーゆー曲はピッキングの練習を怠っているとすぐ弾けなくなりますよね。今回動画を撮るにあたり,ピッキングのリハビリをしました(笑)
また1週間くらいサボったら速い部分は弾けなくなるかも(^^;)

その3年位前のLIVEの時は,一緒に出たもう一人のギタリストに「HUNDREDS OF THOUSANDSをやりたい!」と言われ,私も好きでしたしOKの返事をしました。…が,本番当日に後悔しましたね。
「こんな難しい曲はLIVEでやるもんじゃあない」と(笑)
アップテンポですが,スウィープ連発でしっかりとしたテンポキープはLIVEではかなり難しいです。家で弾くのとはワケが違いますからね。
どうしても走りがちになってしまいます(実際走ってた)。
まぁ,こーゆー曲調ですからLIVEで走っても「ま,いっか」ってなるんですけどね。

さて,この曲。メインテーマをどう弾いているのか気になる人は多いんではないでしょうか。私は一応ギタースコア持ってるんですが,例に漏れずひどいことになっています。
ポジション取りもおかしいし,そもそもメインテーマは音数が足りていません(おいおい)。
「こんな指使いで弾けるかぁーっ!」って思っていたのですが,なんとYOUTUBEでこの楽譜の異常なポジショニングで弾いてる外国の方がいらっしゃいました…ジーザス。

弾ければどんな弾き方でも良いんですが,私が頑張って耳コピしたのを一部ですが公開します!なお,かなりいい線行っているとは思いますが,100%正確とは限りませんのでご了承ください。
「そこはそーじゃない!こーだ!」という所がありましたら教えてくださるとありがたいです。

HUNDREDS OF THOUSANDS – Playing analysis and tab

まずはkeyがCmからDmのサビに向かって転調していく場面をピックアップ(TAB譜1,TAB譜をclick!)。
TAB譜1
hundreds1
サビ導入時,コードがどんどん上がって行ってするりと転調に持ち込んでいることに注目。Fm~A♭までがkey=Cm,A~Dmがkey=Dmですよ,念のため。
先ほども書きましたがスウィープの所が走らないように注意しましょう。
なお,さっそくで申し訳ありませんが2小節目のA♭~Aの所,よく聞き取れませんでした…
音が潰れている感じでうまく聞き取れなかったので,ここは雰囲気が近くなるようにフレーズを自作しました。すみません…
TONYのことだから,5弦スウィープ+右手TAP(←TONYさん大好きなパターン)とかも考えましたけど,よくわかりません。
でも自作フレーズも悪くない感じに決まっているでしょ?ということにして逃げておきます。

譜面1の直後のサビはこんな感じです(TAB譜2)
TAB譜2
hundreds2
ここもちょこちょこスウィープを挟んできます。4小節目は例の5弦スウィープ+右手TAPですね。コードに合わせてフレーズも変えていることに注目しましょう。流れるようなポジショニングが見事です。
2小節目,譜面には載せられなかったですが,1弦20fへは1弦17fからのスライド。
4小節目のコードCの1弦20fですが,右手TAPではなく1弦15f小指から素早くポジションチェンジ⇒1弦17fへプリングの可能性もあります。やりやすい方でよいでしょう。
3~4小節目は少し異なるバリエーションがこのあとに登場しますが(0:35~0:38),TAB譜2をマスターすれば自分で音が採れる&弾けるはずです。是非チャレンジしてみてください。

次はサビ後半に出てくるハイスピードフレーズ(TAB譜3)。とはいえ,比較的スピードアップしやすいパターンだと思います。
TAP+スライドは多少音を外してもずれてもこのスピード感でかっこよく聴こえます。
TAB譜3
hundreds3'
ポジションさえ把握すれば,細かいことは気にせず大胆にやって問題ないと思います。
4拍目6連符中の2弦13fは中指,ノンピッキングで音を出してください。

これでサビ導入~サビ終わりまでOKですね!

さらに今回は大盤振る舞い。
おまけでソロ締め,ブレイクでのフレーズも載せておきます(TAB譜4)
TAB譜4
hundreds4
譜割は正確ではありませんので,まずCmスケールのポジションを把握⇒大きな流れに乗って一息で弾ききる感じで取り組みましょう。

なお,今回の曲の難関は0:48~0:50と1:38~1:41のブレイクでの速弾き,2:05~2:15のソロハイライトと,このTAB譜4の部分ですが,この4カ所の中ではTAB譜4の所が最も機械的な指使いでスピードアップしやすいフレーズだと思ったので取り上げました。

使用機材とサウンドメイク

今回使用したギターは安心と信頼のJackson custom shop SL-1です。
(詳細はこちら→http://musiclife.xxxx.jp/?p=143
アンプはFRACTAL AUDIO Axe-Fx ULTRAで,アンプタイプはいつものPlexi+RedwirezのMarshall 1960Aに加えて,USA LEAD+4×12 CALIをミックスしています。しっかり歪ませつつも,音の芯を残し,太さとサスティンがしっかりと出るよう音を作ってみました。いかがでしょうか。

さて,ミスもありますが何とか動画をアップできました。やっぱり大変でした(^^;)
最初にも書いた通り,このアルバムからは他にも弾きたい曲あるんですが,音採りから始めないといけないし,ちょっとしばらくは「もういいや」って感じです。
また,今後の動画はテク系は少し抑えた路線で進める予定です。たまにはテク系もやりますけどね!
動画アップは比較的ゆっくりペースですが,楽しみにしていただけると嬉しいです。ではでは。

追記:なんと本人の2014年LIVE映像がYOUTUBEにありましたね。かなり崩して弾いているのであんまり参考にならないですが,TAB譜2の1弦20fは右手TAPで正解っぽいです。

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