The only one / Yngwie Malmsteen ~ TAB付き解説


本日はYngwie Malmsteenの「The only one」from「MAGNUM OPUS」(1995)の演奏を。

更新遅くなってすみません!もう10月,すっかり秋めいて今年もあと3カ月ですね。

今回はYngwieのcover動画2作目です。以前にYngwieの同アルバムから,「Fire In The Sky」を演奏しています。
詳しくはコチラ⇒http://musiclife.xxxx.jp/?p=125

私の動画の中では最も再生数が伸びていたので,またYngwie弾いてみました。てか再生数を伸ばしたいなら,もっとメジャーな曲やれよ!という突っ込みはご勘弁を(笑)

MAGNUM OPUSについて

Yngwieについては上記リンクに書いています。この時期のメンバーは下記の通り。

Yngwie Malmsteen – guitar
Mike Vescera – vocals
Mats Olausson – keyboard
Shane Gaalaas – drums
Barry Sparks – bass

うーん,かなり豪華なのではないでしょうか(Shane Gaalaasは,B’zのバックで叩いていますね。あれ,Barry SparksもB’zのサポートだったことありましたよね)。

しかもこのアルバムではChris Tsangaridesがエンジニアとして参加しており,音質が悪いとされているYngwie作品の中では,クリアでバランスの良い音なのがポイント高いです!しかし残念ながら,アルバム自体は「駄作」としているファンが多いようですが(^^ゞ私はこのアルバムでYngwieを初めて聴いたので,思い入れはありますし結構好きですよ。Yngwie作品をたくさん聴いた後でこの作品を振り返ってみると,Chris Tsangaridesの音作りの印象もあるせいか,「Yngwieのソロ名義作品」というより「バンド作品」ぽい印象です。

Yngwieの奥さんをVesceraが寝取ったとかなんとかで(真実のほどは定かではない?)このメンバーはこのアルバムを以て決別,次作の「FACING THE ANIMAL」(1997)を出した後からは「Yngwieのソロ名義作品」という色が濃く出てくる印象です。

そんなアルバム中,この曲はキャッチーで覚えやすく,大好きな曲です。私が「バンドっぽい」って言っている意図が伝わりやすいのではないでしょうか。そんなこんなでマイナーな曲ですが弾いてみました(笑)

The only one – Playing analysis and tab

Yngwieは「Trilogy」(1986)くらいからキャッチーな曲をアルバムに1曲は収録していました。
「Trilogy」には「You Don’t Remember, I’ll Never Forget」,
「Odyssey」(1988)には「Heaven Tonight」,
「Eclipse」(1990)には「Making Love」,
「Fire & Ice」(1992)には「Teaser」,
「THE SEVENTH SIGN」(1994)には「Meant to Be」,
そして「MAGNUM OPUS」にはこの「The only one」。
これらの中でも最も出来が良いのでは!?と個人的に思っているこの曲(人気があるかどいうかは別にして)。Yngwie曲の中では,難易度も比較的低めなのではないでしょうか。

まずは曲冒頭のギタープレイ(TAB譜1,TAB譜をclick!)。Eメジャーで,よく使うポジションですね。ぱっと思いついた中では,MR.BIGの「Stay Together」もこのポジションでオブリを入れていた記憶があります。

TAB譜1 ※TAB譜は100%正確とは限りません。
(Tuning : half step down)
The_only_one_1
ブラッシング音もカッコよく入れたいところです。

次はEメジャーからC#マイナーへ転調した歌い出しのバッキング。
TAB譜2
The_only_one_2
カッコいいですね。保持する音(ルート)と変化させて下げていく音に注目。途中のスライドは,譜面の作成上12fからになっていますが,適当な所からスライドしていってください。

次はソロ前の展開部。フックのある素晴らしいパートだと思います。
TAB譜3
The_only_one_3
Yngwieには珍しい!?メジャーコードをここまで並べるなんて!3小節目からのオンコードのポジションも確認しておきましょう。とても便利なフォームです。なお,恐らくYngwieは3連はオルタネイトで弾いていると思います。ちなみにこのコード進行上でソロはあまり弾きたくないなぁと私は思うのですが,Yngwieはエンディングでやってくれています。コードトーンをしっかり追ってスピードも抑えたプレイになっているので,是非コピーしてどのように切り抜けているか研究してみてください。

最後に,TAB譜3直後のソロ導入部を紹介しましょう(TAB譜4)。エコノミーピッキングを駆使するフレーズです。
TAB譜4
The_only_one_solo
この曲中,最も難易度が高い部分だと思います。インプロヴァイズ派のYngwieですが,この動きは事前に決めていたのでは?ソロ導入としてはインパクト十分,ばっちり決まっています!7連が曲者ですが,ゆっくり練習するときは3+4または4+3で把握し,慣れてきたら大きくひとまとめで7として把握できるようにしてください。ピッキングは恐らく指定した方法が最もスピードアップが容易でしょう。
ちなみにソロではTAB譜4の部分からEマイナーに転調し,2:30からはC#マイナーに転調しています。

使用機材とサウンドメイク

今回使用したギターはJackson USA SL-1です(詳細はコチラ⇒http://musiclife.xxxx.jp/?p=32)。現在は半音下げにセットアップしています。アンプはいつものAxe-Fx ULTRAで,Plexiを基にしたサウンドです。バッキングはリアハム,ソロではフロントのシングルです。この時のYngwieは,まだシングルコイルらしさがしっかり残っている音ですので,本当はバッキングはリアシングルで行きたかったのですが,このギターはタップできないので妥協しました(^^ゞ

前回の演奏動画から約1カ月のインターバルでupしてみましたが,大変でした…少しモタったり,チョーキング音がずれたりいろいろありますが,多めに見てやってください。やっぱり2~3カ月に1本ペースが私にはちょうどよいかな。
今年はあと1本と,現在公開していないMr.Crowleyの再upをしたいと思っています。

ではまた!

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