MUSIC MAN MAJESTY 7 Starry Night Sparkle Burst
先日の演奏動画「MILES OF MACHINES / JEFF LOOMIS」でも使用した7弦ギターです。
ご存知、DREAM THEATERのギタリストであるJohn Petrucciのシグネイチャーモデルです。私にとってはVigierのExcaliburにつぐ、2本目の7弦ギター。Vigierを買ってすぐ、「チューニング違いでもう1本、7弦ギター必要だな」と考えており、このギターにしました。スペックは以下の通り。
Size: 12″wide, 1-3/4″thick, 38″long
Body Wood: Basswood with maple top and mahogany through neck
Body Finish: Matte
Bridge: Custom John Petrucci Music Man Piezo floating tremolo, made of black pearl plated, hardened steel with stainless steel saddles.
Scale Length: 25-1/2″ (648 mm)
Neck Radius: 17″ (432 mm)
Frets: 24 – Medium Jumbo profile, Stainless Steel
Neck Width: 1-7/8″ (47.6 mm) at nut, 2-7/16″ (61.9 mm) at last fret
Neck Wood: Honduran Mahogany
Fingerboard: Ebony
Tuning Machines: Schaller M6-IND locking
Electronic Shielding: Graphite acrylic resin coated body cavity and aluminum control cover
Controls: Custom Music Man active preamp; push/push volume for gain boost, 500kohm push/push passive tone for custom 2 pickup configurations – .022μF tone capacitor
Pickups: HH – DiMarzio Illuminators; Piezo bridge pickup
重量は約3kgと、7弦にもかかわらず軽量で、とてもコンパクトな設計です。
ARTISAN MAJESTYやMAJESTY MONARCHYとの違いは?
現在、Majestyのラインナップは通常のMAJESTY、ARTISAN MAJESTY、MAJESTY MONARCHYの3種類があります。
スペックの違いは、(1)ARTISANとMONARCHYはBasswoodボディではなくAfrican mahoganyボディであること、(2)MONARCHYはピックアップが最新のDiMarzio Sonic Ecstasyになっていること、(3)それぞれフィニッシュが異なること―くらいです。
正直、スペックで選ぶというより、見た目で選んでいいかなと思います。実際、私がそうでしたし(笑)
2017 LimitedのMajesty Starry Night Sparkle Burst
Majestyが一番始めに発表されたときの印象は、正直「ダサい」でした。しかし、ARTISAN MAJESTYが発表され、「あれ、実はカッコいいんじゃね…」と感じるように。
それでも!!1つだけ気に入らなかった所が。
それは…1フレットのインレイでした…
そこかよ!と思う方もいらっしゃるでしょうが、私にはどーしても受け入れがたく…いや、Dream Theater好きですよ?でも、ギターの1フレットにあのロゴは…それだけで買わない理由になっていました。やっぱり、見た目って大事です。
「でも…仕方ないしARTISANを買おうかな」と考えていたそんなとき!出ましたよ。このMAJESTY 7 2017 Limited Starry Nightが!MAJESTYのモデル以外にも、LUKEやAxisをはじめとして、Limited ModelとしてラインナップされたStarry Night。全モデル、そのカラーリング、エボニー指板、ステンレスフレット、ポジションマークなしという特徴がありました。
ところがMAJESTYって、基本がエボニー指板、ステンレスフレットだし、このLimited Modelの恩恵はあまりないんです(Starry NightのLUKEは、このスペック魅力だったなぁ)。しかし!そうなんです、1フレットのインレイなし!自分にとっては、これでMAJESTYを買わない理由がなくなったのです(笑)
Starry NightのMAJESTYに関しては、7弦の国内入荷は2本のみということで、何とか手に入れることができてよかったなと思っています。
MAJESTYの驚くべき弾きやすさ。欠点は?
まず、驚くのはそのネック形状と、それがもたらす抜群の弾きやすさです。ハイポジションの低音弦側ってすごく弾きにくくないですか?それが、このギターにはほとんどないのです。どのポジションでも、抜群の弾き心地。これはびっくりですね。24フレットの弾きやすさも文句なしです。
ボリュームノブをタップするとBOOSTされます。歪ませるとその効果はやや分かりにくいのですが、John Petrucci曰く「クリーンではBOOST効果は分かりやすい。歪ませると変化は分かりにくいんだけど、音質はそのままにサスティンが長くなる」とのこと。なるほど。
Piezoはまだ使いこなしていないから何とも。
欠点、というか私は買ってから気付いたのですが、このギター、完全アクティブなんですよね。電池切れると音出ません、EMGみたいに。「電池なくなったらBoostやPiezoは使えないけど音は出る」と思い込んでいたので、そのあたりはびっくりしました。また、電池は単三が3本必要です。2本だと思っていたけど(笑)
電池はエネループを入れているんですが、この間3~4カ月で電池切れで音出なくなったんですよね。「バッテリー消費早っ」と思いました。けれど、その後の充電後もっと持っているので、初回はエネループの充電が完全じゃなかったのかもしれません。大まかな電池持ちは、今後使っていくことでより分かってくるでしょう。
バックプレートを開けると分かるのですが、回路がとても複雑で素人にはいじれそうにないです。ここまで複雑になると、トラブル起きたら大変だなぁという気はします。
また、そのネックの薄さからネックが反りやすいことは心配しましたが、購入後約1年間は全く問題なかったので、まぁ大丈夫かなと。
あと、これはインレイのないStarry Nightでは仕方ないんですが…やっぱりインレイはあった方が弾きやすいですよね(笑)指板サイドにはドットマークが付いているのですが、暗いステージ上では見えないでしょう。最近増えてきた蓄光のドットマークだったら最高でしたね。
MAJESTYのサウンド
いわゆる現代的なハイファイサウンドです。低域から高域までスッキリ出る感じ。クリーンもキレイです。なので、いかようにも弄れるかと思います。とはいえ、Atomicで他のギター用に作ったパッチがあまり合わないので、結構特徴のあるサウンドなのかなぁと感じています。
ちなみに、弦はD’Addarioの0.10~0.59で、半音下げでセットアップしています。せっかくだから、弦はErnie Ballにしようかと思ったんですが、1弦が0.10で始まるセットだと7弦が0.56なんですよねー。実は1回試してみたのですが、半音下げにはもう少し7弦のテンションがほしいということで、D’Addarioに落ち着きました。
弦高は1弦12f上で1mmあるかないか、7弦ではもう少し高めにしており、総じて低めのセッティング。ネックの調整ができていれば、ローフレットからハイフレットまで弦高による弾き心地の差がほとんどないことも、特筆すべきことですね。
さて、次回以降はVigierのExcaliburとの比較も書いていきたいと思います。
このギターを使った演奏はコチラ!⇒
MILES OF MACHINES / JEFF LOOMIS
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(2018.5.30追記)
MAJESTYの一部のモデルハードウェア・カラーおよびピックアップのポールピース・カラーがBlack ChromeからBlack Matteに変更なったそうです。また、MAJESTYとARTISAN MAJESTYの一部カラーが生産終了となりました。